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【右側】
「 ̄ ̄題しらす右大弁親宗の歌なり【朱】
くれなゐのこひの涙のいかなれははてはくちはに袖をなすらむ
宝物二【朱】
《振り仮名:覚感|光成イ【朱】》法師
うき身にはつれなき人そなかりけるあひみむまては思ひよらねは
《見せ消ち:里村何|中務卿イ【朱】》宮民部卿
あさからぬちきりは《振り仮名:はやく|やすくイ【朱】》かはる世になみたそたゝぬ中と也ぬる
《振り仮名:湛|清イ【朱】》覚法師
いのちこそあはぬなけきのなかりけりた《振り仮名:へ|えイ【朱】》なは物を思はましやは
覚延法師
それをたに君か心にかなふやと我もわか身をいとふあはれさ
藤原師綱朝臣女
あはぬまの袖になかるゝ涙こそわか身のうきといふへかりけり《見せ消ち:り|れ》
長盛朝臣
【欄外上部】
以下八首一本上の
なきなかも―――の下
うれしきもう――の上
にあり【朱】
【左側】
今はたゝけふまてつらき人よりもこひにたへたるみをそうらむる
左衛門督実家
かくはかりくるしと思ふ恋《振り仮名:ちにも|にしもイ【朱】》やすまぬものは心なりけり_」【朱】
勝命法師
つの国のあし《振り仮名:手に|よしイ【朱】にてイ【左朱】》もなきうらをみてなにはのことにおつる涙そ
不返事恋といふことをよめる 平経正朝臣
心なき風たにこそはわかのうらによせくる波をかへすとはきけ
いやしきをいとはるゝ恋と 羽衣 巻三にも見へたり【朱】
云事を
いかにせんそま山河の《振り仮名:くれ|暮に榑兼【左朱】》こと《見せ消ち:を|に》おもひくたしてあはぬ心を
《振り仮名:待|被イ【朱】》厭老恋といふことをよめる 賀茂俊平
おもひしることもあ《振り仮名:ら|りイ【朱】》なむいのちあらはたれもさかりはしはしはかりそ
平行盛