賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社関係文書(NDL所蔵)

月詣和歌集 - 翻刻

月詣和歌集 - ページ 34

ページ: 34

翻刻

【右側】 いとはるゝとしはすかたにしるけれ《振り仮名:は|とイ【朱】》いひかくすへき方もなき哉   随日増恋といふことをよめる  法皇御製 千【朱】 こひわふる今日の《振り仮名:たもと|なみた千【朱】》にくらふれはきのふの袖はぬれしかすかは 【左側】 月詣和歌集巻第五  五月付恋中   題不知            右大臣 摂政前右大臣千【朱】 千【朱】 五月雨にぬれ〳〵ひかむあやめ草ぬまのいはかき波もこそこせ   土御門内大臣の久我山庄にて旅宿のあやめといふ   ことを人〳〵よみ侍りけるに  祐盛法師 いもかすむみやこなりせはあやめ草まくらはふたつゆはまし物を   菖蒲をよめる         藤原定佐 とし毎に引てもたゆしあやめくさけふより軒にねさせとそ思ふ                  平忠度朝臣 あやめ草たつぬる人のこゝろにそ《振り仮名:◦|まつ》なかきねはかゝりそめける                  藤原資《振り仮名:隆|澄イ【左朱】》朝臣