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【右側】
返し よみ人しらす
千【朱】
なかれて《振り仮名:も|はイ【朱】》すゝきやするとぬれころも人はきずと《振り仮名:て|もイ【朱】》みにはならさし
百首歌中に 源俊頼朝臣
千【朱】
あさてほすあつまをとめのかやむしろしきしのひてもすこす比哉
艶女逢他人といふ心を人〳〵よみはへりしに
大納言実国
家集【朱】
とけかたき心《振り仮名:も|と家集【朱】》みしはひむろ山たゝわれからの《振り仮名:つら《見せ消ち:ゝ|さイ【朱】》|つらゝ家集【朱】》なりけり
土御門内大臣女のもとにいかて其かけに我《振り仮名:◦|かイ【朱】》みをなして
あさゆふはなれしといひかはしたりけれは《振り仮名:返る|かへしイ【朱】》に
よめる よみ人しらす
あちきなく人さへ《見せ消ち:あかぬ|ありそイ【朱】》わひぬへきものおもふみのかけ《振り仮名:に|とイ【朱】》なりなは
百首歌中に 参議親隆
【欄外上部】
拾遺恋五 読人不知
あまのかるもにすむ
虫のなはきけとたゝ
われからのつらき也
けり
【左側】
しほりつる袖はかりとそおもひしに《見せ消ち:猶|名をイ【朱】》さへこひにくたすへ《見せ消ち:き|しイ【朱】》やは
右大臣家歌合に恋の心を 顕昭法師
よめる
よそにのみ人はかく《振り仮名:し|とイ【朱】》もいとはぬ《振り仮名:に|をイ【朱】》うきみは恋にあらはれにけり
寄草花恋といへる《振り仮名:心|事イ【朱】》をよめる 藤原範俊
あたしのゝ露に《見せ消ち:お|を【朱】》れふす女郎花つれなき人のかゝらましかは
晩風催恋といふことをよめる 藤原顕《振り仮名:家|宗イ【朱】千【左朱】》朝臣
千【朱】
よとゝもにつれなき人をこひ草のつゆこほれます秋の夕かせ
鹿声増恋といふことをよめる 藤原伊経
さ《見せ消ち:ほ|を【朱】》しかのなくねに袖そぬれまさるおのか涙にあらぬ物から
すみかまによする恋といふこと 覚綱法師
をよめる
わきも子にあはぬなけきをこりつみて幾すみかまにやか《振り仮名:て|はイ【朱】》つきなん
寄歳暮恋といふことをよめる 皇太后宮大進
【欄外上部】
千載恋二
平忠盛朝臣
ひとかたになひくもしほの
けふり哉つれなき人の
かゝらましかは
こひ草