賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社関係文書(NDL所蔵)

月詣和歌集 - 翻刻

月詣和歌集 - ページ 46

ページ: 46

翻刻

【右側】                  智性法し しらせはや心ひとつをとにかくにおもひみたるゝしのふもちすり   夢中《見せ消ち:に》忍《見せ消ち:ふ》恋といふことをよめる                  能因法し ゆめにさへなにしのひねをつゝみけんさめなはよその人もしらしを                  本ノ【朱】 夢ちにもあはてかへ《振り仮名:るは|りしイ【朱】》みのう《振り仮名:き|さイ【朱】》をさめてのちこそおもひあはすれ   むつましくならてわすられにける人につかはしける                  大江維順朝臣女 千【朱】 わすらるゝ《見せ消ち:みに|うきイ千同【朱】》なはさても立にけり心のうち《振り仮名:に|は千【朱】》おもひ《振り仮名:つ|わ千【朱】》けとも   ちきりけることのたかひにける女につかはしける                  参議為通 【左側】 千【朱】 ちきりしもゝろともにこそちきりしかわすれは我もわすれましかは   寄藤花恋といふことを     祝部成仲            《振り仮名:よめる|イニナシ【左朱】》 新続古【朱】 ふ《見せ消ち:し|ち【朱】》波のよるとたの《振り仮名:《見せ消ち:め|む》る|めし新続古【朱】》ことのはをまつにかゝりて日をくらすかな   契不来恋といふことをよめる  平資盛朝臣 前右近中将資盛風雅【朱】 風雅【朱】 なか〳〵にたのめさりせはさよ衣かへすしるしはみえもしなまし                  小侍従 玉葉【朱】 たの《振り仮名:むれは|めしを玉【朱】》まつよのあめの明かたにをやむしもこそつらくきこゆれ   契経年恋といふことを《振り仮名:よめる|イナシ【左朱】》  賀茂《振り仮名:経隆|隆信イ【朱】》 たのめすはなにゝいのちのかゝらましけにこそ恋はいのち也けり   百首の歌の中に恋のこゝろをよま《見せ消ち:へ|せ》たま《見せ消ち:ひける|へる》