賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社関係文書(NDL所蔵)

月詣和歌集 - 翻刻

月詣和歌集 - ページ 48

ページ: 48

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【右側】 まちかねてふけ行ほとのあふことはそらたのめせぬなさけ斗か                  皇后宮尾張 よひのまはまつにほとへて過ぬれはあふは夢ちの心ちこそすれ   夢中会恋といふことをよめる  平忠度朝臣 夢さめてなこりにたへす成行はあふとみつるにかへん命か                  内大臣 後徳大寺左大臣【朱】 新古【朱】 さめてのち夢なりけりと思ふにもあふはなこ《見せ消ち:□|り》の《見せ消ち:お|を》しくやはあら《振り仮名:ん|ぬ新古【朱】》    顕輔卿家にて月前遇女といふことをこれかれよみ   はへりけり          賀茂重保 おもふことありてや月をなかめましこよひも人のつれなかりせは   女をしのひてかたらひ侍りけるか風聞したりけれはつ   かはしける          藤原隆房朝臣 【欄外上部】 千載集には聞ゆることの 侍りけれはとあり 風聞 【左側】 千載【朱】 いつくより吹くる風のちらしけむたれもしのふのもりのことのは   右大臣家百首歌中に後朝のこゝろをよめる                  俊恵法し おもへたゝ夢にたにこそ人をみてあしたのとこはおきうかりけ《見せ消ち:り|れ》   会後述懐といふこゝろをよめる 皇太后宮大進 みとせまてうらみてすきしむくひにてあすよりつらき心あるなよ   後朝恋のこゝろをよめる    惟宗広《見せ消ち:進|言》 かたみとて袖にしめつるうつり香をあらふはけさの涙なりけり                  覚綱法し なか〳〵にあふにはかへぬ玉のをのけさたえぬへき物をこそ思へ                  藤原良清 【欄外上部】 古今 素性法師 はかなくて夢にも人を みつるよはあしたの床そ おきうかりける