賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社関係文書(NDL所蔵)

月詣和歌集 - 翻刻

月詣和歌集 - ページ 49

ページ: 49

翻刻

【右側】 我はかり思ふ心はありきやとかへりそめけん人にとはゝや                  平広盛 鳥のねはさてもやうきとあかつきにかへらてとまる人にとはゝや                  高倉院御製 新古【朱】 けさよりはいとゝおもひをたきましてなけきこりつむあふ坂の山   賀茂《見せ消ち:□》重保か家にて後朝の恋の心を人〳〵よみ侍る   けるに            顕昭法し あひそめて後そあやしき恋衣かへるにいろのまさるへしやは   左大臣家歌合に遇不逢恋のこゝろをよめる                  《見せ消ち:形|刑》部卿頼輔 おもひきや山下かけのわすれ水たえまに袖をぬらすへしとは   遇不逢恋のこゝろをよめる   法印静賢 【欄外上部】 恋ころも わすれ水五月ノ巻に 出たり 【左側】 みのう《振り仮名:さ|きイ【朱】》をおもひし《見せ消ち:と|ら》てややみなましあひみぬ時のつらさなりせは                  賀茂幸平 はしたかのさかはのわかれかきなほしありし《振り仮名:かさね|重【左朱】》になすよしもかな                  大江泰友 手枕になれにし袖をかたみとてをしむさへこそはてはくちぬれ                  高松院右衛門佐 あふ《振り仮名:さか|こと歟【朱】》のたえはいのちもたえなんとおもひしかともあられけるみを                  俊恵法し 新勅【朱】 あか月の鳥そおもへははつかしき一よ斗になにいとひけむ                  左衛門督実家 あふことのまれになるみのうら風に涙かゝらぬ時のまそなき                  皇太后宮民部卿内侍 【欄外上部】 さかはのわかれ かさねは羽なみを いふ也 浜臣云をはよの訛 なるへし上にもよを をと訛る有