賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社関係文書(NDL所蔵)

月詣和歌集 - 翻刻

月詣和歌集 - ページ 66

ページ: 66

翻刻

【右側】 夏草はしけりにけりなみかりのゝのもりのかゝみかけ《振り仮名:そ|もイ【朱】》見ぬま《振り仮名:に|てイ【朱】》   五月雨をよめる        良一法師 五月雨にいりえのみかさまさりつゝからぬにみえぬまこも草哉   夏月をよめる         賀茂重房 さやけさをなかむる空は夏のよ《振り仮名:の|もイ【朱】》なにたつ秋の月にかはらす                  藤原有実 夕立のはれぬとすれはいたまあらみもりかはりぬる月の影哉   蔵人にてはへりけるにあまこひのつかひにて雨ふら   して大内にまいりけれは定長大膳亮蔵人にて   くれなゐの御衣をとりてかつけて侍りたりけるかた   に《見せ消ち:つ|か【朱】》けていつとてよみ侍りける                  平広盛 【欄外上部】 新古今恋五よみ人しらす はしたかの野もりの鏡 えてしかなおもひおもはす よそなからみん 此歌いと古きうたなる よし袖中抄にもいへり 又袖中抄に古伝説を 引て野に有水を野 守鏡といふよし見えたり 拾遺愚草上 わかしめし玉江のあしのよをへては からねとみえぬまこも草かな あまこひのつかひ 【左側】 みとりなる衣の色はそれなからあけのたもとをかさぬへしやは