賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社関係文書(NDL所蔵)

月詣和歌集 - 翻刻

月詣和歌集 - ページ 70

ページ: 70

翻刻

【右側】   右大臣家百首歌中にもみちを                  内大臣 後徳大寺左大臣続拾【朱】 続拾【朱】 山ひめのこひの涙やそめぬらんくれなゐふかき衣手のもり                  皇后宮大夫俊成 新古【朱】 心とやもみちはすらむ立田山まつはしくれにぬれぬものかは   同家歌合にもみちをよめる                  俊恵法し 日をへつゝしくるゝまゝに立田山松のみ《見せ消ち:とり |ひとりイ【朱】》のこりゆくかな   松紅葉をへたつといふことを                  小侍従 をりつれはわれとや松のおもふらんひまにもみちの色をみんとそ   松辺紅葉といふことをよめる 《振り仮名:慈一弁|慈弁十ノ二丁【朱】》法師 【左側】 枝かはすはゝそのもみちなかりせはまつはいかてか秋をしらまし   社頭紅葉といへることをよめる 兼俊法師 かすか山もみちの秋になりぬれは木末にみゆるあけの玉垣                  中納言長方 初しくれふるの《見せ消ち:ゝもり|社【朱】》の紅葉はむかしの色にかはらさりけり   たいしらす          覚盛法し 長月のしくれの雨はもみちはをそめてのゝち《振り仮名:も|にイ【朱】》洗也けり   百首歌中に紅葉を       右大臣 色見えぬ秋を《振り仮名:しらす《振り仮名:は|る歟【左朱】》|あらはすイ【朱】》もみちは《振り仮名:ゝ|の歟【朱】》ちるはくれぬる心ち社すれ   関《見せ消ち:ちのもみち|路紅葉》とい《振り仮名:ふこと|へるイ【朱】》を                  大納言実国 家集【朱】 音羽山ぬさとち《振り仮名:るから|りかふ家集【朱】》紅葉をせきもる神や我物とみる 【欄外上部】 此歌家集にみえす