翻刻
【右 白紙】
【左】
月詣和歌集巻第十一
十一月付神祇
月前《見せ消ち:の》千鳥といふ《振り仮名:こと|こゝろイ【朱】》を《振り仮名:よめる|イナシ【朱】》
皇后宮大夫俊成
新勅【朱】
月きよみ千鳥なく也おきつかせふけひのうらの明方の空
俊恵法師
つきゝよみあまのかるもをかきおけはまたきにあさる友千とりかな
平資盛朝臣
本ノ【朱】
みのおきのしら山に《振り仮名:え|本ノ【朱】》をなきさにきなく村千とり哉
覚延法し
月さえてかものう《見せ消ち:く|は》毛におく霜をひとへはらふはよはの浮雲
藤原経家朝臣
月かけはすみた河原によもすから千鳥の声もさえわたりけり