翻刻
【右】
水鳥をよめる 源仲経
夜を寒み立ゐるをしのあとに又ほとなくゐるはつらゝ也けり
大納言実房
本に歌なし【朱】
【左】
月詣和歌集巻第十二
十二月付釈教
すみかまをよみ侍りける 祐盛法師
雪のうちにたえぬけふりは大原やをしほの山のまきのすみかま
藤原敦中
よそなから立けふり《見せ消ち:□|に》そしられける大原山のまきのすみかま
大納言季盛女
をの山にやくすみかまの煙こそみねにたえせぬくも《振り仮名:り|とイ【朱】》なりけり
寒芦隔氷といふことをよめる 鴨長明
家集【朱】
霜はらふ羽音にのみそにほ鳥のあしまのとこは人にしらる《振り仮名:れ|る家集【朱】》
鷹狩をよめる 賀茂有忠
はしたかのしたをやきゝすくるこ《振り仮名:え|ひ原【朱】》にたまらぬすゝのを本【朱】