賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社関係文書(NDL所蔵)

月詣和歌集 - 翻刻

月詣和歌集 - ページ 88

ページ: 88

翻刻

【右】    無量義経のこゝろをよめる                藤原重行 いかれはたゝ一もとのあしのはになにはのことのこもるなるらむ                智俊法師 ひ と(よ歟)りまつうきよのきしのわたし守いまそみのりの舟よそひする    法花経序品の心《振り仮名:よめる|イナシ【朱】》                藤原伊綱 はることになけきしものをのりの庭ちるはうれしき花も有けり                円位法し 風【朱】 ちりまかふ花のにほひを散立てひかりをのりの莚にそしく                経円法し わしの山あやしく見へし花山はさとりをひらくしるし成らん    神主重保か堂のうしろとの障子に法門のゑを書て 【欄外上部】 ひより うきよの岸 さとりをひらく 【左】    その心を人〳〵によませ侍けるに乃至童子戯    のこゝろをよめる               《割書:本|》作者なし【朱】 みとり子のいさこあつむるたはむれはまことの道をつくる也けり    舎利弗華光如来記別をよめる                皇后宮大夫俊成 続後撰【朱】 行末の花のひかり《振り仮名:は|の後撰【朱】》なを聞にかねてそはるにあふ心ちする    譬喩品の心をよめる   藤原季定 此世をはうしと心にかけつれはみつのくるまにみちひかれなん                祝部成仲 いかなれはおやのをしへにしたかはて此ふる里をいてかてにする    賀茂重保和歌の草案の《振り仮名:ほぐ|反古【左朱】》をわかのも人 【欄外上部】 拾遺哀傷題しらすよみ人しらす 世中をうしの車のなかりせは 思ひの家をいかていてまし 山家集 法しらぬ人をそけふは うしとみるみつの車に 心かけねは