翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

滑稽五穀太平記 2巻 - 翻刻

滑稽五穀太平記 2巻 - ページ 11

ページ: 11

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【右丁】 /餅白(もちしろ)をかため。/名物(めいぶつ)/名代(なだい)のもちをかたらひ。/飯(まん) /米(ま)/天皇(てんわう)を。おしつぶさんと/企(くはだで)。/其(その)/用意(ようい)/□(しきり)なる /所(ところ)。/□(にはか)な/臺所(だいところ)さわがしく。/今(いま)かたづける/飯(めし)の/椀(わん)。 あらはれたりと/緑豆(やくなり)が。しらせに/皆(みな)〳〵/□天(ぎやうてん)し。 しりもちついてあきられば。/白玉姫(しらたまひめ)はころび/出(いで)。 /牡丹餅(もたおもち)/御前(ごぜん)は/棚(たな)からおち。ゆめではないこと /□(なかき)給ふ。/其時(そのちき)/餅有(もちあり)すこしもさわがず。ずわり の/餅(もち)のごとくに/落(おち)つき。/只(だゞ)の/饅頭(まんぢゆう)をまねき。 【左丁】 /飯(めし)と/酒(さけ)との。おさへの/大将(たいしやう)に/任(にん)じ。/蔓掛升(つるかけます)の/策(はかりごと) を/探(さぐ)け。蓋籠殿(やいどうでん)の/廣庭(ひろには)に。/雪白(ゆきしろ)となづけ たる。/砂糖(さとう)つき/花(げ)のあら/馬(うま)を。口取(くちとり)にひかけ。 /下戸(げこ)のたてたる。/例(ためし)なし/地(ぢ)のくらをおき。 /當座(たうざ)のぼうびに/給(たま)はりけり。さるほどに /只(たゞ)の/饅頭(まんちやう)は。/宇治(うぢ)の/新茶(しんちや)のせんじを/蒙(かうむ)り。 /上戸(じやうご)/勢(ぜい)のおさへとして。/高杯(たかつき)の/砦(とりて)にこもり。 /群勢(ぐんぜい)/催促(さいそく)の/切手(きつて)を/以(もつて)。/所々(しよ〳〵)に/名(な)をえし