翻刻
【表紙裏】
■■■
角田河な鈴
さくらもちひ
■る家に
いこひ〳〵
桜ちる■の
小田に
まく籾や
はなの香
ふかき
餅となるらん
■
【左丁】
自序
桃太郎(ももたらう)に従(したが)ひし猿助(さるすけ)は団子(だんご)の黍(きび)のき
ちくらきに名(な)を揚(あげ)蟹(かに)を騙(だま)しし猿蔵(さるざう)は
一口(ひとくち)ものに頬(ほゝ)を焼(やき)めしに身(み)を失(うしな)へり
おなし心(こころ)に奥山(おくやま)の猿丸太夫(さるまるだいふ)もその
行(おこな)ひによりて善(ぜん)となり悪(あく)となる事(こと)
豈(あに)つゝしまざるべけんやされば昔(むかし)〳〵のくさ
隻■(そうし)猿(さる)の尻(おいど)の赤本(あかほん)も■寝(ねん〳〵)にて転寝比(ころゝねんごろ)