翻刻
一惣【=総】して熱気して強き食物とこはくかたきものは
あしきなり
一上湯の日雨風烈しき時然るへからす殊に足をひや
す事あしきなり
右養生の趣き古来より如斯なる時は病として
治せすといふ事なし仍て此湯に来り浴する
輩は能く心得て此次第を守るへし
石本文庫
菊はたをらし湯の匂ひと我祖翁かよみ給
ひし加賀の国山中なる温泉の効験
炳焉なるは近きあたり遠き国々の
人たちもよくしらるゝ處なりといへとも其由来
のいと〳〵ふるくしてしかも神仏の加護
ある事ともを猶くはしく記し世の人々に
しめし置んと祢むころに此冊子を編て刊行