みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE3

安政見聞誌 中 - 翻刻

安政見聞誌 中 - ページ 16

ページ: 16

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江戸の糀室(かうじむろ)は穴室にし凡巾一間     一登斎 半長さ十間ばかり也四方竹垣のごとくして  芳綱画 土の間へ藁を詰又|天井(てんぜう)は横(よこ)に丸太を 陟莚(わたしむしろ)を敷其上に土を置也|偖(さて)入口の義は さきに画たるごとし尓(しかる)に今度の地震のごときは 往来平地さへ響(ひゞき)割る震動(しんどう) なるゆへ土中深く掘込(ほりこみ)たるもの 何安体(なんぞあんたい)なるべきされば揺崩(ゆりくづ)れる 中に其|最荒(はなはだしき)もの此爰にあくる 〇本郷新町家に九軒|潰(つぶれ)其中三河屋 彦兵へ同長七等|住居(すまゐ)室の中へ落込(おちこ)む 同所|横根(よこね)坂七軒潰〇同春木丁二丁目 四軒〇同三丁目壱軒同五丁目 一軒同六丁目弐軒同丸山菊坂 四軒其中いせ屋次郎兵へ家居落込 同元町五軒〇湯島天神門前 四軒〇同植木丁一軒同三組丁三軒 〇同六丁目弐軒《割書:うら|だな》同|鎹(かすがい)丁一軒 〇同だるま横丁二軒 〇神田明神社内二軒 右の分町〻|相糺(あいたゞし)夫〻 名前分明なれども 吉祥(よきこと)ならざる故 |態略(わさとりやく)してしるす