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こし無益の長文無用〳〵
中川と綾瀬川にかこたわり高古隅田川といふ有今は
一埋り高川幅僅に一間余昔時は中川と流になりて荒川
流れ合て海に入かくもの也土人のいひ傳ふハ古隅田川
の上に添ひく蒲原村と古しへらす駅にて今も宿と
いふ地□残れり拵に業ひて東下りの労
名にしおはゝいまことはん都鳥
我思ふ人のあかやなくやと
かく詠し所は此辺なるや今溜川と称尊地ハ
二百四五十年以前は海に十富川の有べき様なし然は
土人のいふ古隅田川実跡成べしさて業平の哥より
都鳥の説さま〳〵にもて踏ともいひ千鳥共いひ和歌
一者流にて其伝ものとなりて色々の説をいふ事にて
一足ならず実の処と知れざるに決し業平はる〳〵と
此僻地に下りて都ゆかしく都の鳥ならばことはん
と心の情ものべし詠なり太田道経参門の砌駒都守
の様子定て知りつらんとて殿人ヲ以尋給ひし時
年まれとまた知らさかし都て