翻刻
○四月七日十七日は風を主(つかさと)る日也風吹されはかならす
雨ふる也
○四月己日に暑(あつ)からされは人に熱病おほき也
○四月八日に雨ふれは菓(くたもの)の実(み)すくなし
○四月四日八日十九日廿三日皆未刻大風を主る日也
五月雑占
○五月三日 夏至(けし)にあたれは米の価(あたへ)貴(たかき)也又夏至
上旬にあれは米の価 賤(やすし)也
○五月五日雨ふれば来年にいたりて豊熟(ほうしゆく)の徴(しるし)也
○五月十九日は大風をつかさとる日也
○五月中旬に夏至あれは豊年(ほうねん)にして米の価(あたへ)賤(やすし)也
又下旬に夏至あれは米の価 貴(たかき)也
○夏至の日に西南の風吹は六月にいたりて大に暑(あつ)し
或は大水ある也
○夏至の日に晴天なれは六月にいたりて大暑にし
て旱(ひてり)を主(つかさと)る也
○夏至の日に北風吹は水さかりにして米穀(へいこく)豊(ゆたか)也
○梅雨(つゆ)の後に天晴て東風吹也又梅雨の内は海
上をたやかならぬもの也おほく暴風(にはかかせ)吹もの也