翻刻
○十月申日に寒(さむ)からされは人おほく暴死(にはかしに)ある也
十一月雑占
○十一月朔日三日九日に大風を主(つかさと)る日也
十二月雑占
○十二月三日五日六日八日廿ニ日晦日は皆風を主る
日也風吹かされはかならす雨ふる也
○十二月晦日に犬 吼(ほへ)されは来年にいたりて人に
疫病(ゑきひやう)あるへし
冬至雑占
○冬至(とうし)の日に南風吹は旱(ひてり)して米の価(あたへ)貴(たかき)也
○冬至の日に天晴て温(あたゝか)なれは来年 麦(むき)みのる也
○冬至の後一日壬を得るは炎旱(ひてり)する事千里也
二日壬を得るは旱(ひてり)すくなし三日壬を得るは
平常也四日壬を得は五 穀(こく)ゆたか也五日壬を得る
は小水の徴(きさし)也六日壬を得るは大水のきさし
也七日壬を得るは川決也八日壬を得るは
海ひるかへる也九日壬を得るは禾麦(のきむき)大に熟(みのる)也