翻刻
十日壬を得るは五 穀(こく)熟(みのら)ず
虹蜺雑占
○朱子曰 虹(にし)は日と雨と交(ましはり)て《ルビ:倏然|しくせん》として質(かたち)をな
す也虹は日の映(ゑい)する所に随(したか)ふ故朝には
西にあらはれ暮(くれ)には東にあらはる又漢書天
文志曰 虹蜺(こうじ)は陰陽(ゐんよう)の精也色あさやかなるも
のを雄(を)とし雄を虹といひ暗(くら)きものを雌(め)とし
雌(め)を蜺(じ)といふ云々
○正月 虹(にし)を見れは七月にいたりて米の価貴也
○二月虹を西に見れは五 穀(こく)の価(あたへ)貴(たかき)也
○三月虹を見れは米の値 魚(うを)の価より貴し
○四月虹を見れは五穀の価貴也
○五月虹を見れは大 麦(むき)小麦の価貴也
○六月虹を見れは麻(あさ)の価貴也
○七月虹を見れは米のあたへ貴也
○八月虹を見れは春にいたりて粟(あは)の価大に貴也
○九月虹を見れは麻の価貴又五穀のあたへ
貴也
○十一月虹を見れは大豆(まめ)の価(あたへ)貴(たかき)也