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コレクション: STAGE9

天時占候 二 - 翻刻

天時占候 二 - ページ 17

ページ: 17

翻刻

○十二月の月蝕は年の荒(あれ)を主(つかさと)る也 ○月蝕に月の色(いろ)赤くあらは旱(ひてり)の徴(しるし)也又地をや  くことくなれは小雨の徴(しるし)也       四時雷雑占 ○二月に雷(かみなり)の声(こゑ)を発(はつ)する時に其声やはらかなる  は年ゆたか也又声はけしく驚異【左ルビ・をとろく】あるものは災(わさわひ)  ある也又雷丑寅の方より起るは米の価(あたへ)賤(やす)く  又東方より起(をこ)るは年 豊(ゆたか)也又辰巳の方より起る  は霜はやくふり又 蝗(いなむし)を主る也又南方より起る  は炎旱(ひてり)の徴(しるし)也又未申の方より起るは蝗を主(つかさとる)也  又西方より起るは金鉄(きんてつ)の価(あたへ)貴(たか)く又亥の方  より起るは人に病を生する也又北方より起る  は其年雨ふる事 繁(しけし)也 ○二月に雷(かみなり)丑寅の方より起(をこ)りて一ッ鳴(なる)は米の  価 賤(やす)く又東方より起るは其年 豊熟(ゆたかにみのる)の徴(しるし)  也又北方より起るは雨水おほき也 ○元日に雷鳴は禾黍麦(のききひむき)来年大に熟(みのる)なり ○正月に雷鳴は人 飲(いん)する事あたはさる也