翻刻
○寒中に雷鳴は来年の秋にいたりて洪水(こうすい)也
○雷光(いなひかり)して雷鳴されはあしく又雷鳴て電光の
やむもあしく又雷鳴て後に電光するはよろし
からさる也
電光雑占
○電光(いなひかり)昼夜(ひるよる)に地を爍(やい)て三日を過(すき)す止(とゝ)まらされは
其所よろしからさる也
○正月朔日に電光あれは人に災(わさわひ)ある也又夏
秋の間に夜晴(よるはれ)てとをく電光(いなひかり)を見るは暑(あつさ)きひ
しく照(てる)しるし也
○大暑(たいしよ)の前後(ぜんご)に電光あれは早稲(はせ)うすく収(をさま)り晩稲(をくて)
大に熟(みのる)也
○電光南方にあれは晴を主る也北方にあれは
雨のしるし也
○空(そら)くもりて電光あれは其ひかる方よりかならす
風吹雨ふる也
○電光四方にあらは大風大雨きさし也
○夏(なつ)は電光する方より風吹也又秋はひかる方