みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE9

天時占候 二 - 翻刻

天時占候 二 - ページ 20

ページ: 20

翻刻

 へ向ひて風吹く也又冬に電光(いなひかり)あらば大風吹也  東方に電光あらは大雨のしるし也又西方に  電光あらは旱(ひでり)のしるし也又南方に電光あ  らは大雨ふる也又北方に電光あらは風雨の  しるし也      雨総叙 ○雨は陰陽(いんよう)和(くは)して而(しかふし)て天気 交(ましはり)てなす所也水気  のほりて冷際(れいさい)にいたりて雲(くも)となる也その雲 上(かみ)の  日気をへたて下の熱気(ねつき)をへたてる時は冷温(ひへあたゝか)  の気雲中にありてめくり転して相 盪(を)し相せ  まる時はめくりて千万の螺髻(らけい)のことくなつていき  ほひますに変(へん)して忽(たちまち)に雨を生する也朱子曰  雨は陰陽(いんよう)の気 蒸(むし)欝(ねつ)してなる也 飯甑(こしき)に蓋(ふた)  あれはその気蒸欝して汗(あせ)くたる事淋漓たる  かことく雨となる也      雪総叙 ○雪はもと雨也 寒気(かんき)はなはたしき時は空(くう)中に  風むすひて雪となる也しからは寒気 甚(はなはた)しき