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コレクション: STAGE9

天時占候 二 - 翻刻

天時占候 二 - ページ 22

ページ: 22

翻刻

 ちから専(もつはら)にしていきほひ迅(けは)し故に雲のあしも  せまりて狭(せは)し是を以てうねをへたて《ルビ:壠|を》をわか  ちて溝澮【左ルビ・みそみそ】をめくり盈(みち)る其もつはら鋭(すると)なるに   よつて也洪範五行伝に雹(あられ)は陰(いん)か陽をおひや  かすといへるは尤も可(よし)也      霧総叙 ○霧(きり)は気物をかふむりおほふ也霧は水土の湿気(しつき)  也風ありて吹ちらす時は霧とならす風吹すし   て吹ちらぬ時はみたりにわたりて布て重霧と  なる也又尓雅曰 気発(きはつ)して天 応(おう)せされは霧  となる也      露総叙 ○露(つゆ)は水土の湿気(しつき)也 既(すて)に清(きよう)して且微(かつひ)也日中に   のほる時は風のために吹ちらされ日のために  乾(かはか)さる夜にいたりてのほる時は乾す日もなけ  れは冷際(れいさい)にいたりて凝(こり)て露となる也露は  よく万物をやしなひ霜は万物を殺(ころ)すもの也   朱子曰霜はたゝ露 結(むすん)てなる也