翻刻
〇十月朔日に風雨あれは旱(ひてり)の徴(しるし)也又来年の
夏にいたりて麻の子(み)の価(あたへ)貴(たかき)事一 倍(はい)也
〇十一月朔日に大雪ふれはあしく此月のうちに
雪ふれは冬も春も米の価 賤(やすし)也
〇十二月朔日に風雨あれは来年の春にいたりて
旱(ひてり)又来年の夏にいたりて雨ふる事おほく又
五穀(ここく)の価貴也
正月雑占
〇正月十五日天 晴(はれ)れは菓(くたもの)大に熟(しゆく)す也
〇正月中旬より二月にいたりておほく東風吹也三
四月はおほく戌亥より風吹也
〇正月に三ッ亥日あれは其年大水出る徴(しるし)也
〇正月に三ッ卯日あれは其年 麦(むき)大豆 熟(みのる)也
〇正月に三ッ巳日あれは其年大に旱(ひてり)のしるし也
〇正月に三ッ午日あれは其年大に旱也
〇正月廿日に天 晴(はれ)れは百菓(みなくたもの)熟(しゆくす)也
〇正月十日午時三 刻(こく)に風をつかさとる日也風なけれは
かならす雨ふる也
〇正月廿一日は大風雨を主(つかさと)る日也