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コレクション: 大田南畝

此奴和日本 : 2巻 - 翻刻

此奴和日本 : 2巻 - ページ 12

ページ: 12

翻刻

ゑんしうさいはさすがから 子ほどありてかとう内か いけんをあたまのうへを とふしもせずまむきに うけて身持 かたぎとなり しかばおやぢ ゑんしやうよ ろこびなのめ ならずゑん しう才が なじみ のらい せんふじん を身うけし てけふこんれ の御しうぎめ でたいといふ     所なり 日本なればあいにあい おいの松こそとうたふ ばなれどとうじんな ればししきがんかうがかい    れいにうきうといふ#1 四方作 北尾政美画

現代語訳

燕州斎はさすが唐人だけあって、しばらくして加藤内の意見を頭上を通り過ぎるようにせずに、真正面から受けて身持ちを堅実にしたので、親父の燕昌も喜びがひとしおであった。燕州才の馴染みの来仙夫人を身請けして、今日婚礼の祝儀をめでたく行うという場面である。 日本であれば「逢いに逢い老いの松こそ」と歌うところだが、唐人なので「獅子岩高雅開霊に浮雲」という。 四方作 北尾政美画