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コレクション: とりあえず気になる

一休はなし(寛文八) - 翻刻

一休はなし(寛文八) - ページ 95

ページ: 95

翻刻

【OCRのままです】 ていはくは ていはく 如何是殺生戒答て云竹蔵ほねとはなさらなや 如何是殺生戒 如何是偸盗戒答て云虚悪空の風を偸まぬや 偸盗賊 めつ是邪淫戒答て云かなめと〳〵あはせずや 如何是妄語戒答て云昼そらごとをかゝざるや 如何是飲酒戒養て云聞てざゝんざいはざるや 是扇子の破戒ならずやと。仰られければ。今にはじめの 御口なりけれ共。一入有がたく存候。其ながら五戒の肉備の 戒の御答に不審申たく候。一休答ていはく如何なるふ しんぞや新右衛門のいはく古語に 扇是日本扇風不_二日本風_一 と聞時は扇こそ日本の扇をうごかすらめ。風は日本ば かりとはかぎらず。千里目風とあるからはぬすむ所いな やとおどけて一句申ければ。一休新右衛門とのたまふ やつと答。一休一首 音もなく香もなき人のこゝろにて よべはこたふるぬしもぬす人 とあそばしければ。さてもよき御口也。先ほどよりの間 答御むつかしながら一筆あそばし給はれとて。書てもらい 掛物にせられけると也此懸物都の中にもちたる人あり これをうつす 【一休狗子仏性の話の事 付 哥少々】 『十一』休和尚の旦那に狗子仏性の話をさづけ給ひしに