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コレクション: STAGE9

西洋雜記 坤 - 翻刻

西洋雜記 坤 - ページ 12

ページ: 12

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像王国「カランガノル」の地にて殊に多くこれを奉す相つた ふ昔し「イソラ」天より高山の頂に降る此時玖瑰諸花芳香 馥郁し鳥妙音を発水土清浄にして奇相を現す「イ ソラ」すなはち国人に教を施し人々安楽を得せしめて後ま た天に昇り去るといふその「ヒスト二ュム」なるもの亦一箇の尊神に して神道広大にして変化方なし故にその像変形一 ならす或は半身獅子にして半身人なるあり或ハ一頭四臂 なるあり或ハ美麗の童形なるあり此他種々の形なす「ソイ ケル。セュ」に居る二人の美女その傍に侍す世界の人を守護 することを主るといふその「フラムマ」もまた尊神なりその像 人に異ならすして四の頭あり或ハ曰これ天地を剏造す るの神なりとその令に従ふ大小の諸神多しといふ 其「ラム」なるものハ又一名「ラモ」といふこれ《割書:釈迦仏|の事也》これ古 の垔人にしてその初めハ至尊の位に居りしかその 妃「シッタ」を辞して道を学ひ遂に一種の法教を興立し て諸国に教を伝ふその神変奇巧なりといふ此外にも 「キスナ」「インデルシ井ㇳ」「ラワン」「カムダガ」等の諸神又「トルウぺッチ」「デル シインデ」等の女神あり凡その教中所言甚奇多し或ハ 曰「ヒスト二ュム」一ッの大鷹の頭に座す世界ハその鷹の牙辺に ありと又或曰ク全世界ハこれ一ッの大牛の頭上にあり故に その牛たま〳〵頭を揺す時は則地震sりて或ハ曰 世界ハこれ今を去る事十万年前に一ッの卵より生