みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE9

西洋雜記 坤 - 翻刻

西洋雜記 坤 - ページ 20

ページ: 20

翻刻

 て是を以て百余人を治せり 一「スツウルガング」《割書:廁に居つゝきゆると|云程野痢を云》を治する方  接骨木の緑皮を取り鵞雁の類の油にて煎し臍に  塗るへし 一頭痛重くして堪かたきを治する方  蝦一二枚よく搗砕きて汁を搾出し是を額と頸顬に  塗るときハ即痛よく消散すへし 一禿たる頭に又髪を生する方  鰻魚の脂を朝夕二度ツゝ頭の禿たる所に塗るへし  時を久してよく新に髪を生して前よりも更に  多くなるへし  《割書:按スル二「シヨメヱル」ガ所撰の保家全書にも鰻魚の脂ハよく再び髪|を生する由を記せり》 一狂犬に咬まれたるを治する方  燕の巣を取て咬まれたる創上に置き且又尿を内服  すべし則よく早く治して他薬を用ゆるに及はす   《割書:按するに「ウヲイツ」か医学宝函に子規の尿よく狂犬に咬れたる|を治すと記せり豈性切相同しきものか》 一熱病を治する方  病人の手足の爪を剪りて是をきれにつゝみ皮鰕  の生きものゝ背に結ひつけて又蝦を流水中に  放つ則よく熱を散すへし 一火傷を治する方  河に生する鰕の少なるものを取て塩気のなき