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コレクション: STAGE9

西洋雜記 坤 - 翻刻

西洋雜記 坤 - ページ 24

ページ: 24

翻刻

神冊五年に契丹大字を製し後又小字を製す《割書:燕牝録|に契丹》 《割書:の字を載す【以上契丹文字四字ヵ】等なりその大字か小字かを|しらすといへとも蓋し唐土の文字に拠て作る所ならん》金の太祖其臣谷 神に命して契丹字と漢字とを採て其本国の語に合せ て女真字を造らしむ后又女真小字を造て谷神か 所造を謂うて大字とす西夏の主趙元旲自ら蕃書を製 す字体八分の如くにして書頗重複なり唐の時に馬 戠州の人阿【左田右比畸ヵ】と云者爨寧字を撰す三年にして始て 字母一千八百四十を成す是を名て【左走右常】書と云元の時に 西蕃の帝師蒙古字を造る《割書:蒙古の字にて百字姓を記したるもの類|要事林廣記にみゆ至正銭の背にある蒙》 《割書:古字銭録に是を西蕃篆書と云豈その元西蕃の|人所造なるによつてなるか》清の太祖天命五年 に始て満字を造る以上皆竪行なり又今世所存の銭文に 【以上銭文の四文字】の四字あるものありいつれの国の文字なる 事を詳にせすといへとも是又漢字に依て所造のもの 也泉志に所載の吐蕃国の銭文に【以上吐蕃国の銭文字】の四文字あり 字異なりといへとも銭の製唐の開元銭に異ならすと云 しからハ此字も又竪行するものか又屋駄国の銭文字是に 類すまた諸書に所載を雲南。白蛮。畏吾児。等諸国の 字の事を記せり雲南白蛮ハ堅行なるべし是 吾児の 字草木子に所載を按するに横行なりと《割書:畏吾児ハ今の哈|密の地なり》 天竺諸国ハ西陽雑組に曰西域の書ハ大奏書駅唇書蓮 葉書等凡そ六十四種ありと法苑珠リンにいはく造書者 凡三人長名為梵其書右行次曰佉盧其書右行少者蒼