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コレクション: STAGE9

西洋雜記 坤 - 翻刻

西洋雜記 坤 - ページ 4

ページ: 4

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世に所謂此の具多葉は是別物にあらす椰子の葉也その 辨盤水先生の蘭畹摘芳に詳なり    へブレウス言語并文字の説 へブレウスの言語ハ西洋諸国言語の皆由て出る所也又「へブレウ ス」の文字と称する者和蘭諸事中に散見すその字体最も 簡古なり是西洋諸国の文字中に於て最古とす相つ たふ太古の世に天より此字を造りて人に授くる所のものに して則洪水より以前の文字といふ又「ハックホヲルド」《割書:人|名》 所撰の和蘭字学の書にいはる「へブレウス」の文字は喉舌齶歯 唇の五音を区別して五程となすと云和蘭書中に所見 の「へブレウス」の字に訓を加へたるもの一二を左に記す 【一段目】 「「ウガップ」とよむ是東方 楽器の名なり 【二段目】「カルコム」とよむ 是は番紅花の事なり 【三段目】 「シケイケル」とよむ 是昔し如徳亜国通行の銀銭の名也 大低右の類なりその詳なる事歯追て是を考ふべし   亜刺比亜「マレイㇲ」瓜哇の文字の説 「マレイㇲ」《割書:今和蘭人つれ来る黒坊といふ|もの多くは「マレイㇲ」の人也と云》の文字ハ其原如亜刺比亜国 の文字よりいつ但し「アラヒア」にてハ字に点画を加へて諸音 を区別す《割書:唐土の国を加へて四声|を分つか如くなるへし》「マレイㇲ」ハその字大二同しといへと も点法甚疎なりと云又今欧羅巴諸国に用ゆる「セイㇸル」《割書:数量に|用ゆる》 字十字もその始アラヒヤにて造るものなりとそ又今の僧