東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 3

開化往来 - 翻刻

開化往来 - ページ 3

ページ: 3

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【右丁】  千載(センザイ)の一時(イチジ)とや【?】云(イヒ)つべしされども市井(シセイ)  の民(タミ)田舎(デンシヤ)の児童(ジドウ)未(イマ)だ旧習(キウシユウ)を去(サ)らず一文(イチモン)  不通(フツウ)の輩(トモガラ)多(オホ)ければ始(ハジメ)より学校(カクカウ)に入難(イリガタ)く  思(オモ)へるも多(オホ)かるべし我(ワガ)知己(チキ)宇喜多練(ウキダレン)な  る者(モノ)頃日(コノコロ)病間(ビヨウカン)【左側ルビ:ビヨウキチウ】無聊(ブレウ)【左側ルビ:ヂヨサイナク】開化往来(カイクワワウライ)といへる文(フミ)を  著(アラハ)し綴(ツヾ)れり其書(ソノシヨ)専(モハ)ら今時(コンジ)の風体(フウテイ)にして  西洋(セイヨウ)各国(カクコク)風土(フウト)物産(ブツサン)名物(メイブツ)称呼(シヤウコ)を記載(キサイ) 【左丁】  して遺(ノコ)さず座(ヰ)なから彼国(カシコ)の事情(ジセウ)を  目撃(モクゲキ)するがごとし幼童(ヨウドウ)もし此書(コノシヨ)に因(ヨ)  り予(アラカジ)め天地間(テンチカン)事物(ジブツ)の理(リ)をも弁別(ベンベツ)する  ことあらば往々(ワウ〳〵)庠序(シヨウジヨ)の教(ヲシヘ)に入(イ)り道(ミチ)を  明(アキ)らめ智(チ)を開(ヒラク)の階梯(カイテイ)ともならむと                 云爾    壬申 季秋 浪華           桂屑間人識