翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

大時代唐土化物 3巻. 曽我太夫染 - 翻刻

大時代唐土化物 3巻. 曽我太夫染 - ページ 33

ページ: 33

翻刻

○すけなり   大名と    なる 此大名は  きながし【着流し=袴をつけない着物姿】   さば    き   がみ【捌き髪=結わずに解き散らした髪】  なれ    ど  原本    に  ならひ     て   かくは    ゑ    が   かす ○とら   やまの  かみに   なる【山の神=妻】 此山の   かみは  大名のつまなり   女ぼうのことを山の    かみといふ     とわさもいと         ふるし ○五郎  太郎くわじや     となる 【枠】狂言花子【ここまで】

現代語訳

○祐成(すけなり)は大名となる この大名は着流し(袴をつけない着物姿)で、捌き髪(結わずに解き散らした髪)であるが、原本に倣ってこのように絵が描かれている。 ○虎(とら)は山の神(やまのかみ)となる この山の神は大名の妻である。女房のことを山の神というのは言葉遊びもいと古い。 ○五郎(太郎)は鍛冶屋となる 【狂言花子】