翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

地災撮要. 巻3(地震之部)-巻4(噴火之部) - 翻刻

地災撮要. 巻3(地震之部)-巻4(噴火之部) - ページ 91

ページ: 91

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大概左二シルス寅ノ極月ヨリ卯ノ春迄ノ直段 金壱両二付 一上米壱石四斗五升  一餅米壱石三斗八升 一大麦弐石九斗五升  一小麦壱石三斗五升 一大豆壱石六斗七升  一小豆壱石四斗七升 一蕎麦弐石二斗五升  一稗弐石九斗五升 一黍壱石七斗五升   一塩壱升弐拾四文 銭両替寅ノ秋迄六貫七百五拾文十月頃ヨリ六 貫二成卯ノ八月惣穀物段々引上ノ直段 一古米六斗五升    一新米七斗八升 一餅米六斗      一大麦壱石二斗 一小麦九斗      一小豆九斗五升 一大豆壱石      一蕎麦壱石 一稗三石       一塩壱升六十四文 銭両替五貫弐百文   騒動ノ事 右ノ直段ナレ共惣穀払底ナリ佐久郡小県辺迄 モ毎年早稲ハ彼岸ヨリ苅取飯米二ナス所御検 見不相済内破鎌入ナラス大小共二難儀二及フ

現代語訳

大概左に記す。寅の極月より卯の春までの値段 金壱両につき 一 上米壱石四斗五升  一 餅米壱石三斗八升 一 大麦弐石九斗五升  一 小麦壱石三斗五升 一 大豆壱石六斗七升  一 小豆壱石四斗七升 一 蕎麦弐石二斗五升  一 稗弐石九斗五升 一 黍壱石七斗五升   一 塩壱升二拾四文 銭両替は寅の秋まで六貫七百五拾文、十月頃より六貫となり、卯の八月、総穀物が段々値上がりした値段 一 古米六斗五升    一 新米七斗八升 一 餅米六斗      一 大麦壱石二斗 一 小麦九斗      一 小豆九斗五升 一 大豆壱石      一 蕎麦壱石 一 稗三石       一 塩壱升六十四文 銭両替五貫弐百文   騒動のこと 右の値段であるが、総穀物は払底している。佐久郡小県辺までも毎年早稲は彼岸より刈り取って飯米にする所であるが、御検見が済まない内は鎌を入れてはならず、大小共に難儀に及んだ。