翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

御代参丑時詣 : 3巻 - 翻刻

御代参丑時詣 : 3巻 - ページ 10

ページ: 10

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ちゝうへのいけんを【父上の意見を】 まもりかたくりんきを【守り、固く悋気を】 たしなみたまへとも【嗜み給え共】 おつぼねとおくからうと【御局と奥家老と】 そふたんのゆめを見【相談の夢を見】 給ふ【給う】 〽おくづき石山甚太夫を【奥付、石山甚太夫を】 よびおつぎ〳〵の女中【呼び、おつぎおつぎの女中】 よりやいあれほどおなかの【寄合、あれほど御仲の】 よいごふうふ中大いそへ【良い御夫婦中、大磯へ】 ばかりおかよひなされ【ばかり御通いなされ】 なか〳〵わたくしども【中々私共】 なればたいていの【なれば大抵の】 りんき所ではあるまい【悋気所ではあるまい】 ごふくやへうろこの【呉服屋へ鱗の】 小そてをあつらへ【小袖をあつらへ】 ひたか川なら【日高川なら】 ちよきにでものつて【猪牙にでも乗って】 おつかけるにすこしも【追っかけるに、少しも】 おはらもたゝず【お腹も立たず?】 いかにしてもけいせいめか【いかにしても傾城めが】 にくいやつ【憎い奴、】 その女郎さい【その女郎さへ】 なければ【なければ、】 こふいふ【こういう】 事も【事も】 あるまい【あるまい、】 にくゝて【憎くて】 なり【なり】 ませぬ【なせぬ、】 どうそ しやふは【仕様は】 ござり【御座り】 ます【ます】 まいかと【まいか、と】 そうだん【相談】 する【する。】 【右頁下】 ひめきみ【姫君】 くさそうしを【草双紙を】 よみかけとろ〳〵【読みかけ、とろとろ】 ねむり給ふ【眠り給う】 【左頁下】 ゆふぢよどもの たらしをるは このほうどもの ふんべつにも まいらぬ