翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

御代参丑時詣 : 3巻 - 翻刻

御代参丑時詣 : 3巻 - ページ 9

ページ: 9

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新之丞【新之丞】 ひにまし【日に増し】 ふかき【深き】 なかと【仲と】 なり【なり】 たき川も【滝川も】 たひ〳〵【度々】 なれども【なれ共】 すこしづゝもとめおきそのうへおくがたの【少しづつも留置き、その上、奥方の】 ある事もしりながらかへらふといへは【ある事も知りながら、帰ろうと言えば】 しやくをおこし女郎かいに【癪を起こし、女郎かいに】 かふしやくもあれどいろおとこは いちわりがたしやふぶなお しいよふなれども かふる事も はやし 【右頁右下】 あしたまた【明日、また】 こよふ【来よう】 【右頁左下】 こんやに【今夜に】 おいで【御出で】 なんし【なんし】 【左頁】 かけゆいんきよ【勘解由、隠居】 してなにの【して、何の】 ふそく【不足】 なきに【無きに、】 ねいじんの【佞人の】 すゝめにて【勧めにて、】 わかとの【若殿】 身もち【身持ち】 あしく【悪しく】 なり【なり】 給ふ事ひそかに【給う事、密かに】 ひめきみにあひ【姫君に会い】 かならず〳〵【必ず、必ず】 おんなのたし【女の嗜みは、】 なみは りんき【悋気】 しつと【嫉妬】 事にしも〳〵とは【事に下々とは】 ちかふいろはたんかのよふに【違う、いろは短歌の様に】 ふうふけんくわはなるまいし【夫婦喧嘩はなるまいし、】 とうじやう寺のやうにつのゝ【道成寺の様に、角の】 はへぬやうにいけんし給ふ【生えぬ様に、意見し給う】 【左頁下】 おんなどもの いふ事を ま事に しやんな