翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

御代参丑時詣 : 3巻 - 翻刻

御代参丑時詣 : 3巻 - ページ 13

ページ: 13

翻刻

ほど【程】 なく【なく】 した【支度】 くもできおれきれきの【も出来、御歴々の】 事なれは【事なれば、】 御じしんには【御自身には】 したまわず【し給わず】 ごだいさんにて【御代参にて】 明神のもんぜんまで【明神の門前まで】 ひやううちののりもの【鋲打ちの乗物=鋲乗物】 しやうふかわのおとも【菖蒲革の御供=菖蒲革装束の御供】 うしの【丑の】 上こくに【上刻に】 来り【来り】 かたへに【傍に】 とも【供】 まわりを【供回りを】 またせ【待たせ】 しんぼくのそば【神木の側】 までたゝひとり【まで唯一人】 おさたまりの【御定まりの】 しろしやうぞくてんきが【白装束、天気が】 よくてもたかあしだにて【よくても、高足駄にて】 九尺ばかりあるうしの【九尺ばかりある牛の】 ねている所をひよいと【寝ている所を、ひょいと】 またぎおもふうらみを【跨ぎ、思う恨みを】 とりころさんと五寸【取り殺さんと五寸】 くぎをかなつちにて【釘を金槌にて】 とん〳〵とゝんと【とん、とん、ととん、と】 うちこむ【打ち込む】 【右頁下】 やれ【やれ、】 おそろしや【恐ろしや】 おとこの【男の】 てぎはには【手際には】 いかぬ【いかぬ】 事じや【事じゃ】