翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

御代参丑時詣 : 3巻 - 翻刻

御代参丑時詣 : 3巻 - ページ 14

ページ: 14

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ひめきみ【姫君】 とろ〳〵と【とろとろ、と】 ねむり【眠り】 給ひ【給い】 おそろしき【恐ろしき】 ゆめにて【夢にて】 めをさまし【目を覚まし】 ちゝうへの【父上の】 ごいけん【御意見】 りんき【悋気】 しつとははづかしく【嫉妬は恥ずかしく】 うわきにもつゝしみ【浮気にも慎み】 給ひけれども【給いけれども】 こゝろにこゝろで【心に心で】 あいそかつき【愛想が尽き】 ごきぶんあしく【御気分悪しく】 おかほいろあしきゆへ【御顔色悪しき故】 みな〳〵おどろき【皆々驚き】 おくすりよ【御薬よ、】 おゆよと【御湯よ、と】 さわきけれど【騒ぎけれど】 うき〳〵とも したまわず【し給わず】 おむづかるゆへあんしける【御憤る故、案じける。】 【左頁】 ひめ【姫】 きみ【君、】 人に【人に】 はなし【話】 たまわす【給わず】 たき【滝】 かわが【川が】 おもわく【思惑】 さぞや【嘸や】 つね〴〵【常々】 りんき【悋気】 ふかからんと【深からんと】 おもわんと【思わんと】 おぼしめし【思召し】 まいづるや【舞鶴屋】 までひそかに【まで密かに】 おつかいを【御使いを】 つかわされとのさまの【遣わされ、殿様の】 たひ〳〵御出あそはし【度々御出で遊ばし】 さぞなにか□ おせわと【御世話と】 れいながら【礼ながら】 たづね【訪ね】 来る【来る】 【左頁中】 〽はてめつらしいおきやくだおまへさま【はて、珍しい御客だ、御前様】 かどちがいては【門違いでは】 ござり【御座り】 ませぬか【ませぬか】