翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

御代参丑時詣 : 3巻 - 翻刻

御代参丑時詣 : 3巻 - ページ 18

ページ: 18

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わかとの【若殿】 身もち【身持ち】 ほふらつは【放埓は】 はんはの忠二が【番場の忠二が】 しわざにて【仕業にて】 そのきよに【その虚に】 のつておゝくの【乗って、多くの】 御用金を【御用金を】 ぬすみ【盗み】 いたし【致し】 たれも【誰も】 しらぬと【知らぬと】 おもひ【思い】 まし〴〵【まじまじ】 しやあ【しゃあ】 〳〵【しゃあ】 として【として】 いれば【居れば】 そばの【側の】 もの【者】 でも【で】 しらね共【知らね共】 てんとう【天道】 さまは【様は】 御そんじ【御存じ】 にて【にて】 すこしの【少しの】 事より【事より】 あ□□ あら【顕れ】 われ もふ【毛】 せん【氈】 かぶり【被り】 よりかせには うけとり にくけれども わりたけ【割竹】 にてたゝき【にて叩き】 だされ【出され】 けれとも【けれども】 おきの【御気の】 とくと【毒と】 いふものも【言う者も】 なく【なく】 いつかちう【一家中】 くちを【口を】 そろへて【揃えて】 そうた【そうだ】 ろう〳〵と【ろう、そうだろうと】 いふもの【言う者】 ばかり【ばかり】 【右頁下】 くさそうしのせりふの【草双紙の台詞の】 とふりたいぼくの【通り,大木の】 はへぎはたち【生え際、立ち】【「大木の生え際」は当時の流行語】 ませい 【左頁下】 忠二〳〵【忠二、忠二】 □この くわへはじつ ちやうと わり竹にて【割竹にて】 たゝく【叩く】