翻刻
かまくら【鎌倉】
いちの【一の】
ふうりう【風流】
おとことは【男とは、】
かじわら【梶原】
源太ばかりかと【源太ばかりかと】
おもへは【思えば、】
新【新】
之丞は【之丞は】
いわん【言わん】
かた【方】
なきふうぞくにて【無き風俗にて、】
やくしやならば【役者ならば、】
さぞひいきの【さぞ、贔屓の】
ありそふな【ありそうな】
事なり【事なり。】
きふばのみちを【弓馬の道を】
こゝろがけ【心掛け、】
こふしんのこゝろ【孝心の心】
ふかくやしき【深く、屋敷】
ぢうの【中の】
とり【取】
さた【沙汰】
も【も】
ま事に【誠に、】
ぜにの【銭の】
か?ん【勘】
じやうも【定も】
おしり【御知り】
なされず【なされず、】
ほんの【本の】
との【殿】
さまだと【様だと、】
よろこび【喜び】
ける【ける。】
【左頁左下】
どふ〳〵