翻刻
ばんばの【番場の】
忠二【忠二】
どふやら【どうやら】
こふやら【こうやら】
すゝめいだし【進め出し】
たいしやう【大小?大将?】
そのひの【その日の】
いで【出】
たちは【立は】
とびいろちりめんの三ところ【鳶色縮緬の三所】
もんにくろちりめんの小そで【紋に黒縮緬の小袖】
ひどんすのおびくろろのづきん【緋緞子の帯黒絽の頭巾】
いくびにきなしいつきどふ【猪首に着なし傅同】【傅:いつき】
ぜんのもの二三人ひきつれ【然の者二、三人引き連れ】
大いそへ【大磯へ】
おしよせ【押し寄せ】
ければ【ければ】
まい【舞】
づるやの太夫【鶴屋の太夫】
たきかわを【滝川を】
やくそくして【約束して】
おき【置き】
しよ【初】
かいなれ共【回なれ共】
ちややまで【茶屋まで】
むかいにいで【向いに出で】
新之丞か【新之丞が】
おとこふりに【男振りに】
なれそめ【馴れ初め】
ふかき中と【深き仲と】
なりけり【なりけり】
これより【これより】
忠二【忠二】
おきに【お気に】
いりとなり【入りとなり】
とふ【当】
ざの【座の】
ごほふ【御褒】
びと【美と】
して【して】
しろ【銀】
かね
づくりの【作りの】
おき【御煙管を】
せるを
くださり【下さり】
けり【けり】
【左頁下】
むかしの【昔の】
もへきがよに【萌黄?が世に】
でたも【出たも】
ありがたい【有難い】
うまい【上手い】
ねへ【ねえ】