翻刻
り三月並ひ懸りし事より陰火狐火抔に
至るまて哀むへき惑を解かむため一々例
を掲け人をしてはやく此等の理を合点せ
しめおとろくへきもの怖るへきものを弁
察し以て世の幸福安全をまさむ事を
ねかふのみ
慶応四戊辰年八月
慶應義塾同社識
凡例
一此書元来婦人小児の惑を解き事物の道理を
究めしむるを主意とすれは勉て浅く翻訳し
我邦の国解を挿み以て人の読み易く解し易
すからんことを希へとも敢て私意を加え原
書の趣意を曲げされは読む人その浅陋を厭
ふなかれ
一原書の如きはその数一ならされは一々爰に
書載せす皆彼千八百六十五年より七年迄の