東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト8

伊勢物語大全 - 翻刻

伊勢物語大全 - ページ 12

ページ: 12

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【右丁・上段】 貝おほふ事是は源氏を 覚えねは成がたしげんじの ゑを合するゆへ也貝合とは いふべからす貝おほふと云也    かひ    かゆふ所? 【右丁・下段】 けれは。いけどもえあはでかへりける。さてよめる 古今 人しれぬ我通ひ路のせきもりは。よひ〳〵ごとにうちもねならん とよめりけれは。いと《振り仮名:いたう心やみけり。|そめ殿の后あはれと思ひなり平をあはれ給ふ也》あるしゆるして げり。二条の后にしのひて《振り仮名:参りける|なり平かよはれたる也》を。《振り仮名:よのきこへ|せけんのふうぜつ也》有 ければ。せうとたちの《振り仮名:まもらせ|番をせられし也》たまひけるとぞ 六 むかし男ありけり。女のえ(ヨ)う(ウ)まじかりけるを。年をへ て《振り仮名:よばひ|いひかよふ事也》わたりけるを。《振り仮名:からう|しんらうして也》して《振り仮名:盗いで|二条の后を》ゝ。いとくらきに きけり。あくた川といふ河を《振り仮名:いていき|ひきゐつれてゆく也》ければ草のうへにをき たりける露を。かれは何ぞとなん男にとひける。ゆく さき《振り仮名:おほく|とをき也》夜も更(ふけ)にけれは。鬼ある所ともしらで。《振り仮名:神さへ|かみなりさへ也》いと いみじうなり。雨も《振り仮名:いたう|はなはたしう也》ふりけれは。あばらなる《振り仮名:くら|座#1の字也》に女 をはをくにおし入て。男弓やなぐひをおひて戸口におり 。はや夜もあけなんと思ひ《振り仮名:つゝゐたり|あかしかねたる也》けるに。おにはや 【左丁・上段】 正月朔日を元三と云 事はとしのはしめ月の始 日のはしめなるゆへに三の もとゝいふ心也 五せつくといふ事正 月七日わかなのせつくと いひてせつくのはしめ也  正月のてい