東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト8

伊勢物語大全 - 翻刻

伊勢物語大全 - ページ 20

ページ: 20

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【右丁上段 插絵】 【右丁・下段】 べきこともおぼへぬを何によりてか《振り仮名:かゝらん|(かくはあらんと也》と。いと《振り仮名:いたうなき|われをかなしみて也》て 。いづかたにもとめゆかんと。かどに出て。《振り仮名:と見かうみ。|(とかくうちなかめやるさま也》見けれと 《振り仮名:いづこを|ゆきかたしられぬ也》はかりともおほへざりけれは。かへり入て   思ふかひなき世成ける年月をあだに契りて我や住ひし といひて。なかめをり   人はいさ思ひやすらん玉かづらおもかげにのみいとゝ見へつゝ 此女いと久しく有て。《振り仮名:念じわひ|かんにんしかねたる也》てにや有けん。いひをこせたる   今はとてわするゝ草のたねをだに人の心にまかせずもがな 《割書:返し》  忘草うふとたに聞物ならは思ひけりとはしりもしなまし また〳〵ありしより《振り仮名:げにい|(まさりたる心也》ひかはして男 《割書:新古今》  わするらんと思ふ心のうたかひに有しよりげに物そかなしき 《割書:かへし|同》  なか空に立ぬる雲のあともなく身のはかなくも成にける哉 とはいひけれど。《振り仮名:をのが世々に成にけ|りへつしておのれ〱か□になりたりをる》れば。《振り仮名:うとく成|□□せの中もうとく成也》にけり 【左丁・上段】 祝言道具はそれ〳〵/(ふりがな) に身分相応なるべし 是も古来より作法 あれども上下の品によ りて一かたにはいひがたし 道具の品は図(づ)にあらはし 所々にことはりをしるす 【左丁下段 插絵】