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【右丁上段 插絵】
【右丁・下段】
べきこともおぼへぬを何によりてか《振り仮名:かゝらん|(かくはあらんと也》と。いと《振り仮名:いたうなき|われをかなしみて也》て
。いづかたにもとめゆかんと。かどに出て。《振り仮名:と見かうみ。|(とかくうちなかめやるさま也》見けれと
《振り仮名:いづこを|ゆきかたしられぬ也》はかりともおほへざりけれは。かへり入て
思ふかひなき世成ける年月をあだに契りて我や住ひし
といひて。なかめをり
人はいさ思ひやすらん玉かづらおもかげにのみいとゝ見へつゝ
此女いと久しく有て。《振り仮名:念じわひ|かんにんしかねたる也》てにや有けん。いひをこせたる
今はとてわするゝ草のたねをだに人の心にまかせずもがな
《割書:返し》
忘草うふとたに聞物ならは思ひけりとはしりもしなまし
また〳〵ありしより《振り仮名:げにい|(まさりたる心也》ひかはして男
《割書:新古今》
わするらんと思ふ心のうたかひに有しよりげに物そかなしき
《割書:かへし|同》
なか空に立ぬる雲のあともなく身のはかなくも成にける哉
とはいひけれど。《振り仮名:をのが世々に成にけ|りへつしておのれ〱か□になりたりをる》れば。《振り仮名:うとく成|□□せの中もうとく成也》にけり
【左丁・上段】
祝言道具はそれ〳〵/(ふりがな)
に身分相応なるべし
是も古来より作法
あれども上下の品によ
りて一かたにはいひがたし
道具の品は図(づ)にあらはし
所々にことはりをしるす
【左丁下段 插絵】