東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト8

伊勢物語大全 - 翻刻

伊勢物語大全 - ページ 22

ページ: 22

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【右丁・上段】 御厨子之図 黒棚之図 【右丁・下段】 新古今   君があたり見つゝおゝらんいこま山雲なかくしそ雨はふるとも といひて見いだすに。からうして《振り仮名:やまと|なりひら也》人こんといへり よろこびてまつに。たび〳〵すぎぬれば   君こんといひし夜ごとに過ぬれはたのまぬものゝ思ひつゝぞふる といひけれど。《振り仮名:おとこ|なり平ゆかれぬ也》すまずなりにけり 廿四 昔男かたいなかに住けり。男みやづかへしにとてわかれをしみて行に けるまゝにみとせこざりければ。待わびたりけるに。いと懇に《振り仮名:いひける|外のおとこ也》人 にこよひあはんとちぎりたりけるに。《振り仮名:此男|なりひら也》きたりけり。此戸明 たまへとたゝきけれど。あけで哥をなんよむて出したりける   あら玉の年のみとせを待わびて只こよひこそにいまくらすれ といひいたしたりければ   あづさ弓まゆみつきゆみ年をへて我せしかごとうるはしみせよ といひていなんとしけれは。をんな 【左丁・上段】 一 はんに庭銭(にはせん)次(つき)に 長持(なかもち)是に入べき物 御厨(みづし)子/棚(だな)のだうく つぎに黒だなの道具 長持に入べしさて 呉服(ごふく)夜物(よるのもの)入之長持 小/袖(そで)単司(だんす)其外は手 道具入の長持有べし 白長持には台(だい)所だう 具入べし其次はつゞら なかひ。ゐかう。屏風(びうふ)ばこ 貝桶(かひおけ)は一番にわたす べし。しかれ共それ〳〵 当世の風俗(ふうぞく)にしたが ひ身(しん)上さふおふのこし らへ一がいにいひがたし