東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト8

伊勢物語大全 - 翻刻

伊勢物語大全 - ページ 30

ページ: 30

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【右丁・上段】 しやく人 【挿絵】 くわへ 【挿絵】 【右丁・下段】 五十四 むかし。おとこつれなかりける女にいひやりける   行やらぬ夢路をたどる袂にはあまつ空なる露やをくらん 五十五 昔。おとこ思ひかけたる女の《振り仮名:えうまじ|わか物に成ましき也》う成ての世に   思はずは有もすらめど言のはの折ふしごとにたのまるゝかな 五十六 むかし。男ふして思ひ。をきて思ひおもひあまりて   我袖は草のいほりにあらね共くるれは露のやどり成けり 五十七 むかし。男人しれぬ物思ひけり。つれなき人のもとに   恋わびぬあまのかるもにやどるてふ我から身をもくだきつる哉 五十八 昔心づきて。色ごのみなる《振り仮名:男|なり平也》。長岡と云所に家つくりてをりけり そこのとなり成ける《振り仮名:宮ばらに。こともなき|桓武の皇女たちを云 ■なくすくれたる女也》女《振り仮名:ども|つかはれ人也》の。いなか成けれは 田からんとて。此男あるをみて。《振り仮名:いみじのすきもの|なり平の家のを女のほめたる也》ゝしわさやとて。あ つまりて《振り仮名:いきけ|なり平の家■》れは此《振り仮名:男にげ|なり平物ずき也》てをくにかくれにければ女   あれにけり哀いくよの宿なれや住けん人のおとづれもせぬ 【左丁・上段】 汁をとり。左へ取なをして しるをすはすはずして。上を二 はし三はしくひ。又右の 手へわたし下にをくべし 又食をくひて。三度めゟ しるをすふ也。本膳の中 もりゟ。左のすみ。それより 右のすみへくふべし  しやく人の事 長柄は十二所まく也。たゞし 閏年(うるふとし)ならは十三所まく 姫どりのしやくは。二足(あし)あ ゆみてくはゆべし。くはへは 六足ゆく也。むこ入は一あし くわへは七あしと心へへし いづれも三度つゝくはへる也 【左丁・下段】 【挿絵】