翻刻
【右丁】
重箱《割書:一重|二重》并に引物
〇《割書:塩鱈 だし煑|昆布 ほいろにかけ》 〇塩鰤 《割書:白| 酒| 煑》
〇蛎でんがく《割書:さん|しやう| みそ》 〇鰹みそ漬《割書:むして| 山椒のこ| かけて》
〇大椎茸裏付《割書:うら付はかまほこ|又ははんへいなどよし》
▲およそ重の物は二重三重の時は中
下は香の物煑しめ物をよしとす
こなから其時別来の品また遠来の
珍物等は其時のしぎにより二重なから
魚類にてもくるしかるまじ
料理帳終
【左丁】
附録
〇四季いけばな
花の名寄
およそ数寄屋かこゐの花はかこゐの
広狭によるといへども狭きかたのもの
なれば花のかたら枝のふりも小さく
にしていけかた珍らしく風流にいけて
目をよろこばし馳走となすを本意
なりお聞つたへ侍る草木の花の
数をしるさは余多なるべけれと
かこゐに取用ゆべき花の名を書
あつめ四季に分ていさヽか葉事
の便となしはべり畢