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コレクション: STAGE9

史籍集覽 朝鮮陣古文・細井廣澤記・颶風紀事・天明七年將軍宣下次第書 全 - 翻刻

史籍集覽 朝鮮陣古文・細井廣澤記・颶風紀事・天明七年將軍宣下次第書 全 - ページ 38

ページ: 38

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       山本兵部殿  三人共に手紙披見して即刻誘合て弾右衞門宅へ来る其座上に弾右  衞門其次は鈴木宇右衛門座せり伊太夫其次之間にて刀脇差抜置き  出座す又左衞門兵部も伊太夫の如し脇差を次之間に差置出座弾右  衞門申て云兵部事耶蘇宗門たる之由訴人有り其実否を糺明之間は  伊太夫に被召預之由申渡す兵部曰切支丹の事少も不存寄何分にも  申訳可仕之由を申て退く此間に次之間にて兵部大小をは取上け外  二人は大小を渡す兵部をは宿所へ返さす弾右衞門長屋へ押込侍幷  足軽大勢替る〳〵勤番す 一其後寅刻前神尾備前守石谷将監両人自身与力同心大勢引率し門前  町二丁目に行向ふ三宅平六土岐与右衞門一宿する所へ押込平六上  下二人を生捕平六は前髪有り大に働て将監組之同心篠岡源右衞門  と云者痛手負たり与左衞門は欠落す別木庄左衞門林戸右衞門藤岡  又十郎は芝札の辻に宿有り両町奉行札の辻に趣く未明なるに夜中  竊に二三人通る者有り然るに両町奉行衆を見て店下を忍て通りを  よくる体に見へたり与力無心許思ひ咎は何者成そ我々を見て隠る  ゝは手疵有之者にやと詞を掛る其時別木庄左衞門は林戸右衛門藤  岡又十郎に二十間余先立けるか答て曰阿部豊後守家人也と申豊後  守殿家人は何故に人に隠れ忍やとて立寄所に別木刀を抜同心共不  透走り掛り是を搦捕といへ共いわれをはしらす跡より来林藤岡是  を見てのかれかたくや思ひけん立去る所を備前守か同心橋本喜兵  衛一番に林を組取らんとするに戸右衛門刀を抜て一打に切伏る此