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一足軽弐人台所番に而罷在候処大勢切込申候に付出向ひ疵蒙り申候
一門番之下番中間口上大勢切込申候に付出向ひ申候へは疵蒙り申候
右之通に御座候尤乱入之者とも疵負申候得共騒動故覚不申候以上
元禄十五年十二月十五日
右之御吟味十八日之晩相済申候其内御差図無之上下共に死骸片
付不申候十九日之夜夫々片付申候尤御内差図相伺候而右之通漸
相済候由
〇一十四日之夜近松勘六家来甚七と申者惣打込之節も表門迄参
首尾能仕廻候後罷出候則瑤泉院様御家老落合与左衛門江罷越
現代語訳
一 足軽二人の台所番の口上 台所番におりましたところ、大勢が切り込んできたので出向いて傷を負いました。
一 門番の下番中間の口上 大勢が切り込んできたので出向きましたところ、傷を負いました。
右の通りでございます。もっとも乱入した者どもも傷を負いましたが、騒動のため覚えておりません。以上
元禄十五年十二月十五日
右の御吟味は十八日の晩に済みました。その間御指図がないため、上下ともに死骸の片付けができませんでした。十九日の夜にそれぞれ片付けました。もっとも御内々の指図をお伺いして、右の通りようやく済んだということです。
○一 十四日の夜、近松勘六の家来で甚七という者は、総打ち込みの際も表門まで来て、首尾よく仕事を終えた後に立ち去りました。そして瑤泉院様の御家老落合与左衛門のところへ行きました。