翻刻
小野小町(おのゝこまち)の歌(うた)に
おもかげのかわらでとしの
つもれかしたとへ命に
かぎりあるとも
女な【おんな】はへつしてふうぞくに
よることし来た
やまだしも
■■のやぶ入り
にはざいしよの
ものもたまげ
ひとゝをり
でさへその
くらいさあ
大つうとふり
ものゝ女中がたは
てんにんかあまくだりしか
楊貴妃(やうきひ)か小町かといふよそおい
【右頁下】
わたしはひんさしは
ぎんより
べつかう
か
よう
ござり
やず
かん
ざしを
こし
らい
たいか
なん
に
も
あん
じ
が
ない
【右頁上の続き】
見るもの事にすごいおそろしいと
ほめおもひ〳〵にくふうをつけたぼさしが
すたれはびんさしといふものができ
くじらのいりやうはむかしも
おなじ事たぼがいたまいで
よいあんじなりかゝみを
見なからくしをまげてさす
はどふしたものあれにも
りかたのある事か
たゞしかほのまがつた
女中がはじめたかていしゆの
はかまこしがあのやうにまつ
たらおまへのやうにやりばなし
なとさぞしからるゝであろふ
おとこのうらやましいわぬきこし
ゑもんとやらきものゝゑりに油が
つかいでよしちりけのきうもはだを
ぬかずにすへよごれぬでおもひだし
ましたすそのよこれぬやうに
ごくふうもおしつけでき
ましやふ
なんぞ
おも
しろい
くさ
ぞう
しが
見たい
ぎ
だ
ゆふ
ほんを
およみ
なさ
れば
よい