翻刻
鎌倉(かまくら)の海(うみ)にはしめて鰹(かつを)といふ
魚(うを)あがるどくぎよとてくわづ
まつだいにいたらば貴人(きにん)の
くちにもいるべしとは兼好(けんかう)の
大つうよくあてなすつた
からしみそはこふう大こんおろしは
つうじん なりかたちの
ことはとやかふいふ
ものもからしみその
こふうはすて
大こんおろしの
大つうに
あごかはづれ
そふだと
よろこび
しよじくいものゝ
事とてまいかつてな
ほめよふてまへのすかぬ
事にも人をそしる事
なくとのやうなうまい
事があろふかもしらず
【右頁下】【擦れている部分を刷りの違う本で補う】
このぢう
まんこう
さんが
かつほが
でねい
から
いつそ
こゞ
とを
おつ
しやり
やした
おとゝい
ふたきれ
くつたが
なんだか
ねづ■
あしか
しれ
なんだ
【右頁上の続き】
孟子(もふし)の曰(いわく)あくまでくらいあたるに
きてたのしみわざがなければ鳥
けだものにはしかじといましめ
給ふむしやうにいきをこのんでも
そのほどをわきまへしよくが
いけねばとうからしにて
すゝめわさびがいきでもめしの
さいにはならず
ずつとつうなすい
ものもあたまから
だしてはにほんばして
しらぬものにあつた
やうなものなりまづ
やぼでもしろみその
とろりとしたやつから
だん〴〵ととふりものに
ならねばいかずあん
まりいきすぎると
下戸(げこ)がみづぞふすいを
くふよふなものなり
子ぞうもふ
四ぜんたつけか
五ぜん
だつ
けか
わた
くしが
どふしてぞんじ
ませう